2007年 双眼鏡・望遠鏡サミット
第10回双眼鏡・望遠鏡サミット(2007年11月16日〜18日、愛知県北設楽郡東栄町スターフォレスト御園にて開催)に参加してきました。開会の挨拶で田中さんから10回目の今回でサミットを終わりたいと報告がありました。このイベントを毎回主催してくれた田中さん、服部さん、また陰で支えてくださったスタッフの方々に感謝です。サミットありがとう。
双眼鏡
EMSがリニューアルされました。
服部さんのBig Bino 25cm双眼鏡。25cm屈折双眼鏡が2台も並ぶ所は世界中でここだけです。
眼幅調整と焦点位置補正は電動です。デジタル表示で眼幅を変えられます。ハンドルは自転車の部品を流用とのことです。まだ片方のレンズが研磨未完了でした。次回は高倍率で惑星を見てみたいです。 岡本さんの25cm(F7.75)双眼鏡、電動ボールねじ式伸縮支柱で接眼部高さを変えられ快適でした。鏡筒はカーボンファイバー製です。
EMS15cm屈折双眼鏡 松本さんアイデアによる眼幅調整時焦点位置ずれ補正装置。実物を見ると単純な構造ですがこのアイデアはすばらしいです。
横山さんのコスモジェミニV(ブイ)。ボールマウントは海岸で拾ったブイを用いて作ってあります。 目当はキヤノンEOS用の目当。テレビュー接眼レンズにはぴったりとのことです。
望遠鏡
酒居さんの22インチ望遠鏡。自動追尾付き。今回もいろいろの天体を見せてもらいお世話になりました。

今回は未完成とのことでした。この構造のとても単純な所がすごいです。左右の傾斜したガイド軸は直動で極軸は長穴で逃げています。
17.5インチ反射望遠鏡。構造と工作がとても丁寧で美しいです。見習わなくては!

東栄町へ向かった16日は到着するまで曇っていたのですが、16日、17日ともに夜は良く晴れました(寝不足は応えました)。サミットに合わせたように一晩中ホームズ彗星が見え火星、土星も見ることができました。酒居さんの22インチで見た星雲、星団の数々、また勝原さんの15cmアポ屈折+双眼装置で見た600倍の月面には圧倒されました。サミットは今回が最後ですが、名前は違っても今後も何らかの形で集まれることを期待したい思いです。

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