45cm反射望遠鏡で惑星写真 2016年
その後惑星の撮像を続けています。2013年にZWO社の惑星用撮像カメラを購入し今年はさらにZWO社のADCも加えました。スタックソフトは今年からAutoStakkert!2、ウェーブレット処理をRegistax6で行っています。視野導入が難しかったのでポンセマウントに赤緯微動を付け加えました。ポンセマウントの微動は手元でできるよう赤経、赤緯のコントローラーを手作りしました。AutoStakkert!2は処理速度も速くスタック後の画質が一段と向上しました。

今年は火星接近に期待していたのですが気流の安定した日が少なく残念でした。ドブソ二アンでの惑星撮影は手軽ではありませんが、大口径の高い解像力が期待できます。動画は望遠鏡を覗いている臨場感が感じられ天文趣味ではない友人に見てもらったところとても好評でした。揺らぎは気流によるものと風の影響や赤緯や赤経の補正によるものもあります。

2016/06/05/22:33JST

シーイング:3/5

火星:2016/06/05 22:50 JST 45cm反射+ADC+テレビュー3xバーローレンズ ZWO ASI120mc 画像処理:AS2、Registax6
火星:2016/06/05 21:30JST 45cm反射+Baader 685nm IR-passフィルター+テレビュー3xバーローレンズ ZWO ASI120mm 画像処理:AS2、Registax6 2016/06/05/21:30 JST

IR画像の方がカラー画像よりも高解像です。

木星:2016/05/12 21:14 JST 45cm反射+テレビュー3xバーローレンズ ZWO ASI120mc 画像処理:AS2、Registax6 2016/05/12/21:24 JST

大赤班は最近赤みが強く絵になります。

土星:2016/09/04 19:13 JST 45cm反射+ADC+テレビュー3xバーローレンズ ZWO ASI120mc 画像処理:AS2、Registax6 2016/09/04/19:13 JST

400倍の眼視では気流の乱れでエンケの間隙は良くわからないですが画像処理でなんとかわかる感じです(撮影時のカメラの設定が鏡像になっていました)。シーイング:3/5

月(アルプス谷):2016/09/10 19:24 JST 45cm反射+ADC+テレビュー3xバーローレンズ ZWO ASI120mc 画像処理:AS2、Registax6

2016/09/10 19:24 JST

アルプス谷は平坦な谷底に幅1km程の細い谷が蛇行しています。400倍の眼視ではほとんど見えなかったのですが画像処理すると見えてきました。当日は風が少しあり、風に弱いドブソ二アンはブルブルと揺れました(撮影時のカメラの設定が鏡像になっていました)。

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