2008年 第1回双望会
 昨年まで開催された双眼鏡&望遠鏡サミットにかわり、今年から第1回双望会(そうぼうえ)(2008年10月24日〜26日、愛知県北設楽郡東栄町スターフォレスト御園にて)が開催され参加してきました。
24日往路の東名高速ではどしゃ降りの雨に見舞われ山の中の現地は大丈夫かと気がかりでしたが室内での開会式の後、夜には雲が切れ始め雲間から星が見えてきました。しかし雨でぬれた芝からの湿気ですぐにレンズやミラーが曇ってしまい、また次々にうす雲が通過する状態で満足には星が見られませんでした。翌日25日の夜も晴れを期待しましたが結局曇り空でした。そんな訳で今回は天体を覗いての比較などはできませんでしたが、一年ぶりの方も含めて、同じ趣味の仲間での楽しいときを過ごすことができました。
持ち込まれた機材の中から印象に残ったものをいくつか紹介します。
ほそさんの40cm反射双眼鏡

今回一番注目を集めていた双眼鏡です。ラチェット式の焦点合わせ機構など斬新な構造です。

主鏡カバーは90度回転させて開けると遮光フードになります。
しのはらさんの17.5インチドブソニアン望遠鏡、ミラーボックスが八角形のため同じクラスの他の望遠鏡より一回り小さく見えます。 遮光カバーはちゃっきりさん製作とのことですが蛇腹式に小さく折りたためて展開も簡単です。
ヤスさんの18インチ(F4.2)ドブソニアン望遠鏡


ポンセマウントにのったとてもコンパクトなドブソニアンです。高度軸にはローラーベアリングも併用しています。
トラスやミラー支持部には球面軸受けが用いられていました。 池田さんの手作り双眼鏡
7x50 見掛視界84度の双眼鏡です。視野周辺像もよく改善されていました。
ZEISS ABBE接眼レンズ双眼です。地上の景色(塔)を見せていただきました。バーチャルレチクルは初めてです。視野絞り周縁の四方に三角形の小窓が開いていてそこからもはみ出した像が見えます。小窓を頼りに視野中心がわかります。双眼で見ると左右のバーチャルレチクルが同時に見え接眼レンズの位置にもよりますが小窓が8個見えます。
岡本さんの25cm屈折双眼鏡
ついに完成した姿を見られました。星を見られなかったのが残念。
フェラーリ望遠鏡
美しい赤い塗装とフェラーリのマークが印象的です。接眼レンズにもFerrariと書かれています。
まるで宇宙船のコックピットのようです。
今回はデジカメ用テレコンバーターレンズ流用の双眼鏡が流行でした。 私はその昔に製作した30cm反射望遠鏡を持っていきました。

昨年終了したサミットに引き続き、名前は変わりましたが今年もイベントを開催してくださった服部さん、はじめ運営委員会の方々に感謝致します。

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