2013年 第6回双望会
第6回双望会(そうぼうえ)(2013年11月1日〜3日、愛知県北設楽郡東栄町スターフォーレスト御園にて)に参加してきました。今回はついに口径60cm超えの機材が持ち込まれました。大口径で口径比の明るいドブソ二アンを初めて見ましたが口径の割りに接眼部が低く扱い易いものでした。ニュートン式反射望遠鏡の口径比は昔はF9が標準と望遠鏡作りの本にはありましたが今後はF4以下が増えてきそうです。一日目の夜は一応晴れたのですが空が明るく、また夜露がひどく、二日目の夜は曇ってしまい大口径の真価を確認できなかったのは残念です。一日目の04時過ぎにはアイソン彗星が東天から上がってきて初めて観望しました。自分の45cmではモヤッとした固まりに見えました。尾はまだほとんど見えない感じです。これからさらに明るくなるのを期待します、ラブジョイ彗星も見えましたがこちらはアイソン彗星よりも明るく見えました。市販のドブソ二アンは自動導入装置付きに進化し目的天体をコントローラーに入力するだけですぐに観測できるようになってきました。これで観望の効率がすごく上がります。天体導入の苦手な私の望遠鏡はまだ手動ですが導入支援ソフトとタブレットが欲しくなりました。タブレットをファインダー替わりに使うことも一般化しそうです。今回は単眼仕様になった45cmドブソ二アンと古い双眼鏡(Nikko10x70、7°)を持ち込みました。
少し木が刈り込まれたとのことでスターフォレスのドームが道中からよく見えるようになりました。
以下気になった機材です。
やおきさんのStarStructure社製HORISON26"F3.3ドブソ二アン。自動導入、追尾駆動が出来ます。高度軸の駆動はワイアーを用いるものです。
竹森さんのObsession社製22"UC、F4.2ドブソ二アン。ミラーはGalaxy Optics製とのことでした。
国際光機から参加のHubble optics 20インチドブソ二アン

昨年の双望会には16インチがお目見えしましたが今年は20インチになりました。口径比をF3.7とし接眼部は低く抑えられています。方位、高度の回転の動きもスムースでした。

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